高品質堆肥製造事業

たい肥製造施設の運営

池田町農業公社は、たい肥製造施設「アグリパワーアップセンター」の指定管理を池田町から受け、施設の運営をしています。

  • 令和元年度たい肥製造量  300トン
  • うち 食品資源回収量    70トン

 

食Uターン事業

池田町では早くから牛ふんたい肥を利用した米(有機米)づくりに取り組んできました。
平成14年11月、魚見地区にたい肥センター「あぐりパワーアップセンター」が完成し、家庭の生ごみを牛ふんともみ殻を混ぜて良質のたい肥に甦らせ、地域資源との循環を図るこのプロジェクトが立ち上がりました。
このようにして、「食」はまた「食」として戻り、地域資源が循環していきます。
生ごみを分別し、食品資源として出す町民、回収するボランティア、たい肥に再生するたい肥場、たい肥で作物をつくる農家、農作物や肥料を売る販売店、そして良質な食べものを買い求める消費者。どれが欠けてもこの循環は成り立ちません。

食Uターンの流れ

各家庭では、水切りや食品以外のものの分別を徹底し、新聞紙でくるんだ生ごみを指定の紙袋に入れ、ゴミステーションに出します。
NPO法人環境Uフレンズが週3回、各地区のごみステーションを専用トラックで回収します。

回収された食品資源は、あぐりパワーアップセンターへ運ばれます。なお、この事業では、生ごみを「食品資源」と呼びます。

あぐりパワーアップセンターで、食品資源は、牛ふん、もみ殻と一緒に、たい肥『土魂壌(どこんじょう)』として生まれ変わります。

池田町民の想いから

土壌の中に地域の環境に配慮し魂を込めて、末永く地域を守っていく意志が込められています。
また、たい肥製作過程での発酵時の蒸気から有機の液肥『土魂壌の汗』も作られます。

出来上がったたい肥や液肥は、町内の農家や一般家庭で使用されるほか、福井市のショッピングセンターにあるアンテナショップ「こっぽい屋」でも販売されています。
そして町内では、このたい肥を混ぜ込んで、安心・安全な農作物を作る「ゆうき・げんき正直農業」などの取り組みが進められています。